南米コロンビアへ 2016年8月
コロンビアに行こうと考えたきっかけ
親戚がかつてコロンビアで働いていたことがあったが、当時「誘拐されて危険だから、絶対行ってはいけない」きつく言われていた。しかし、その親戚は本当にコロンビアが気に入り、死ぬときまでコロンビアにいたため、いつかいってみたいと思うようになった。Babson Collegeに行くことになり、コロンビア人の友人もでき、現地の詳細な紹介をしてもらえる状況ができたこと、情報収集する中で、過去に比べて随分と治安が改善したらしい、ということを聞き、行くことに決めた。
コロンビアの基本情報
コロンビアは、人口4,700万人を抱え、南米ではブラジルに次いで2位。(Wikipediaより)1人あたりGDPは、2016年で5,194USD(世界経済のネタ帳)※日本の1人あたりGDPは2016年で34,870USD(世界経済のネタ帳)。南米ではウルグアイ、チリ、ブラジルに次ぐ。
産業では、珈琲、エメラルド、バラなどの産業が有名。
珈琲の生産量は2013年で、ブラジル、ベトナム、インドネシアに次いで4位。(グローバルノートより)
エメラルドの生産量は2000年で、世界の60%を占めて首位。(Wikipediaより)
バラの輸出額は2015年で、世界3位を占める。(Growより)
観光の印象(首都:ボゴタ)
ボゴタは、赤道に近い場所にあるが、標高2500m以上の場所に位置するため、日本の秋のような気候が年中続く。人口は800万人を越す大都市だ。
(モンセラーテの丘よりボゴタ市内の一望)
ボゴタは、東側に山が連なっており、ざっくりいうと、北側が新しくて発展しており安全な場所、南側がスラムなどがある場所です。コロンビアの友人には、「迷ったらとにかく北にいけ」と言われました。
特にParque De La 93のあたりは、治安が良く、夜でもオシャレなバーやレストランが多いため、友人からはこの当たりで宿をとることを勧められ、実際に泊まりました。
イメージでいうと、六本木界隈のような感じでしょうか。実際に行ってみて、夜でもとても治安の良い印象でした。中心部も昼間はとても治安は良かったです(夜は現地の人でも17時以降はあまり歩かない、といっていましたが)
訪れた場所
ボゴタにしか滞在できませんでしたが、市内ではいろいろ廻ったのでそちらをご紹介。
エメラルドミュージアム
(ミュージアム内にあるエメラルドの鉱脈)
ボゴタの中心部にあるエメラルドミュージアム。150yen程度で、英語orスぺイン語でのガイド付きでみることができます。ミュージアムは、エメラルドの鉱山の洞窟を再現した作りになっており、いくつかのエメラルド鉱石のパターンを見ながら説明してくれます。その後、数々の高級エメラルドを他の国のエメラルドとの比較付きで紹介してくれます(この部分は写真NGでした)
ゴールドミュージアム
こちらもエメラルドミュージアムからすぐの場所にあります。ゴールドミュージアムは、コロンビアの持つ長い歴史を金にまつわる展示物とともに掲示されています。インカ帝国など数千年にわたる歴史の解説が丁寧にされております。
カテドラル
ボゴタには、スペイン統治時代に作られたたくさんの教会(カテドラル)が今も美しく残っています。スペインが治めていた国には、どこにもこうした綺麗な教会があるので、その影響力の強さにはいつも感嘆します。
ボテロミュージアム
こちらには、コロンビアの有名な画家フェルナンドボテロの作品やそのコレクションが展示されております。無料です。非常に特徴的な絵で、すべて丸みを帯びています。とても印象に残る作品が多く、思わず見入ってしまいました。
(ボテロが描いた、モナリザ)
食事
やはり、珈琲は本当に美味しいです。現地の方に美味しい珈琲店を二軒紹介して貰って行ってきました。どれも新鮮でひきたてなので香が良く最高でした。産地ごとに豆の特徴が異なっており、その解説が解かり易くされていたのも面白かったです。
コロンビアは、こうしたスープ料理が結構多いです。豆やイモ類が中に入っています。味付けはシンプルで日本人の舌にも合うので、私はコロンビア食を満喫しました。また、肉の産地でもあるので、雄大な大地で育てられた牛肉も美味しいと評判です。
最後に
今回一番の感想は、想像とずいぶん違って、安全で楽しい国ということでした。日本にいると遠すぎてあまりに馴染みがないのですが、昨今の政府による治安改善の取り組みなどから、アメリカなどからは多くの観光客が訪れます。コロンビアは太平洋とカリブ海どちらにも面しており、それぞれのビーチリゾートがあるほか、東はアマゾンに面する、実に多様な環境を持った国です。是非皆様も、リサーチの上、訪れてみては如何でしょうか。
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