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日本の農業で世界へ~起業の記録~

京都大学農学部卒業、外資戦略コンサル、ITベンチャー役員を経て、製菓会社の社長として経営再建を経験。現在、米国バブソンMBA留学中、2016年6月D-matcha株式会社(https://dmatcha.jp/)を設立。

MBA留学 ⑫ アメリカの保険事情 その1

MBA留学

オバマケア

アメリカの保険制度は、日本の社会保険と随分と異なる。元々”自己責任”という考え方が強い国なので、そもそも国民皆保険、という制度自体が存在していなかった。

そこに、聞いた方も多いと思われる”オバマケア”という制度をオバマ大統領が導入したのである。 

www.huffingtonpost.jp

オバマケアについては、様々なサイトで説明されているが、端的にいうと、元々所得が低く、一切の保険に入っていなかった人が数千万人という規模でアメリカにはいた。そうした人が予期せぬ事態などで、医療機関に世話になり場合によって多額の借金を抱えてしまうことなどが多く、そうした状況を打破するために導入された。ちなみに、オバマケアの発動以降、アメリカ国金は保険制度に入らなければ、法律的に罰せられるほどの強い効力を持つ。 

アメリカの保険の種類 

今回、この記事を書こうと思ったのは、本当に私が苦労をしたからだ。アメリカに渡った日本人でこうした思いをする人を一人でも減らしたい、と心から思っている。

年々、社会保障の負担額が増し、今後、維持できるかも良く争点になる日本の保険ではあるが、本当に素晴らしい制度だと相対的に見れる今、思う。(財政が続けば)

オバマケアは、失敗だと言われることが多いです。理由はいくつかあると思うのですが、私の実体験やバブソンの保険担当者との会話で思う大きな理由は2つ。

まず、オバマケア以降、数多くの保険が乱立しました。半端じゃない数です。保険のカバー内容などすべてを網羅することは到底常任には不可能で、バブソンの保険担当者ですら、「良くわからない」という事態。 

さらに、後ほど記載しますが、保険の仲介機関となる公的な組織が駄目すぎる。アメリカの公務員(国の中枢のエリートたちではなく)は日本と大きく異なり、仕事のセーフティーネット的な要素が大きく、本当に本当に本当に質が低い。完全に仕事になっていないため、機能していない、というのが実態。

要するに、公的に所得の低い人たちをカバーする、というのが目的だったと思うのですが、それを担う、公的な人達のレベル、および設計が悪くて機能していない。

今まで普通に保険に入れていた人たちは、保険料があがり(今まで入れなかった人も入れるようになったため)、制度が複雑になって不満。この辺がリアルなアメリカ人の思い。 

保険で苦労した背景 

バブソンMBAの場合、生徒に関しては、最高の保険を学校経由で購入することができる。しかし、困ったのは妻のケースだ。殆どの学校は、家族の分まで保険を提供しているが、外国人比率が他の学校の3倍は多いバブソンでは3年ほど前に家族保険を廃止した。理由は明確。妊娠して子供を産む人が多く、費用がかかりすぎてしまうということ。大変優秀であるものの、パキスタンやベネズエラ、中国、韓国など、本国の情勢(経済や政治的に)が芳しくない学生は、本気でアメリカに永住したいと考えている人が多い。そうした人にとって、アメリカで出産する、というのは、今後グリーンカードなど、アメリカでの永住権を取得するうえで、大きな武器となるのだ。バブソンの生徒達の中もそうした選択の一つとして、アメリカでの出産を留学中に、と考える人が多いのも事実である。

日本人学生で家族で来られている方は、日本の旅行保険を家族にかけている方が多いが、妊娠/出産は対象外、というのが常だ。私達家族は、留学によって、猛烈に働いていた時よりもはるかに時間ができるため、子供を考えるにはちょうど良いタイミングかな~。くらいの気持ちで考え、自ら出産/妊娠もカバーする保険を探し購入していくことになる。 

保険の種類 

入り方の種類

大きく3種類ある。

1つは、上記に記載したように、学校や会社など、所属する組織経由で買う方法だ。できるなら、絶対にこれが良い。間違いなくこれが良い。色々調べた後だからわかるが、費用的にもカバーされる内容的にもバブソンの生徒向けの保険は最強。他の学校も同じと思う。入会するのに、数多くの予防注射や健康診断書の提出など、保険側のリスクを軽減する処置を多数求められますが、本当に費用対効果が高い。会社などが採用の時の売りとして、良い保険に加入できること、をアピールポイントとして挙げることが多いのも事実。日系のグローバル企業から派遣されている方は、会社経由で保険が提供されると思うので、それが絶対に良い。(カバーの範囲などは確認する必要)

2つめは、所得が極めて低い人たち向けに提供されている保険です。値段は安いが、所得証明と提供される医療のレベルに疑問があったので選択肢にいれなかった。

最後は、私が購入をした方法。

Massachusetts Health Connectorという公的な機関から、民間の保険を購入する。 

betterhealthconnector.com

最悪なことに、民間の保険から直接購入することはできず、必ず、このHealth Connectorを通さないといけない。本当にこのHealth Connectorの悪名はアメリカ人の中でも有名で、私も実際にやり取りをして最悪でした。半端じゃないくらいまともに仕事をしてくれない。詳細は後ほど書きますが。 

このHealth Connectorに対して、必要書類、パスポート、I20などおよび初回の保険料を小切手で支払いを行い、申請者に保険に入る資格があれば、入れる、という仕組みになっている。 

保険の種類

本当に数百あります。会社だけでも、数十社。

保険によって、カバーされる項目が違うのはもちろんですが、使用できる病院及び先生も大きく異なる。

アメリカは格差社会です。病院、先生によって、大きくレベルは異なり、良い病院は日本よりも素晴らしいが、悪い病院は、、、という状況。 

アメリカでは、担当医を必ずつけないといけません。どんな病気でも、その担当医から紹介をしてもらう、仕組みになっているので、信頼できる担当医およびその担当医に空き(もてる患者数に上限がある)があることが極めて大事。

したがって、どの保険を選ぶかが、値段だけではなくクリティカル。 

進められた保険会社 

バブソンの保険担当者から勧められた保険は、3つ。

www.bcbs.com

Blue Cross Blue Shield。バブソンの学生向けもこちらの保険です。私も結果こちらを購入した。 

それから、harvard。 そしてtufts 

https://www.harvardpilgrim.org/portal/page?_pageid=1391,1&_dad=portal&_schema=PORTAL

tuftshealthplan.com

どれも、Health Connectorのサイトからプランを選択することができます。 

 

 

 

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