日本の農業で世界へ~起業の記録~

京都大学農学部卒業、外資戦略コンサル、ITベンチャー役員を経て、製菓会社の社長として経営再建を経験。現在、米国バブソンMBA留学中、2016年6月D-matcha株式会社(https://dmatcha.jp/)を設立。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

MBA留学⑦ ~日本の英語教育への危機感、英語力の向上法(後編)~

同じ日本人でも私より英語の出来る人は沢山いると思うが、私がやって良かったと思うことについて共有できたらと思う。 英語を学ぶうえで大事なのは、継続して量をこなすということと、それを楽しみながら続ける、という当たり前のことを実行することだと思う…

MBA留学⑥ ~日本の英語教育への危機感、英語力の向上法(前編)~

今回から数回に分けて、アメリカにきて感じた日本の英語教育の変化の必要性、ならびに過去やアメリカでの体験を振り返る、英語力向上に役にたった方法を幾つか紹介できればと思う。 日本の義務教育を真面目に受けてきた一人として思うこと 私は、帰国子女で…

経営再建⑫ ~想定外の新規出店(後編)~

新規出店を成功させるというのは思っていた以上に非常に難しいものだった。 売上・収益を的確に予想し、収益の出る適切な立地を選ぶというのは至難の業だ。結論から見て、新規出店はうまく行ったものばかりではなかった。 新規出店 売上予測の難しさ 新規出…

経営再建⑪ ~想定外の新規出店(前編)~

国税からの差押え通知書により、引き継いだ店舗のうち、赤字店の1つを除く全てが契約解除、という予想だにしない状況となった。 このときの私の頭の中には、雇用を維持するために、売上規模を保つために、新規出店をしなければならない、という考えしかなか…

MBA留学⑤ ~アメリカの車事情~

アメリカは車社会だ。バブソンMBAでも寮に住んでいる人以外全員車通学であるし、会社勤めの人も多くは車通勤だ。 私はボストン郊外に住んでいるので、最寄りのスーパーや駅まで徒歩40分もかかる。 アメリカ人は、車を下駄のように使う、と誰かがが例えていた…

経営再建⑩ ~国税差し押さえ、そして店舗が無くなる(後編)~

国税局への異議申し立て、直談判 国税局の差し押さえに対して、異議申し立てを行う場合、3つの段階を踏むことができるようになっている。 ①異議申立ては、処分があつたことを知つた日の翌日から起算して六十日以内にしなければならない。 ②審査請求 異議申立…

経営再建⑨ ~国税差し押さえ、そして店舗が無くなる(前編)~

ここからしばらく苦悶の時期が続く。 法律用語もあって読みづらいかもしれないが、商売を行う方にはぜひ読んでいただきたいと思う。法的リスクを軽んじてはならない、という自分への戒めでもある。 一通のFAXから ある日いつものように事務所へ出社すると、…

MBA留学④ ~アメリカでの日本食~

アメリカに来て驚いたのは、日本食が一過性のブームでは無く、1つのジャンルとして成長を続けていることだ。寿司だけでなく、ラーメン、焼き肉、焼き鳥、居酒屋、定食など、日本食の裾野がますます広がっている。 また、スーパーなどのラインナップ拡充から…

経営再建⑧ ~既存店売上施策(後編)~

日本とNYの違い 旧会社で冷え切っていたNYとの関係だったが、あのNYで食べた味を再現したいと想いもあり、頻繁に私は連絡を取っていた。NYと日本の違いを見てみると、製造面では製造の時間・材料の問題、販売面では消費者の食習慣の違い・商品種類などがあっ…

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